1. Enjoy Versant
  2. Let's Enjoy Versant!
  3. 学習法・マインドセット
  4. いつまで経っても英語が聞き取れない人の共通点:脳内翻訳の弊害
Let's Enjoy Versant!
オンライン英会話・試験対策
第57回
57 / 100回 📋 一覧へ

学習法・マインドセット

いつまで経っても英語が聞き取れない人の共通点:脳内翻訳の弊害

投稿日:

はじめに:「返り読み」の悪習がリスニングを破壊する

「VersantのパートE(要約問題)で、音声が流れている途中で頭が真っ白になってしまい、内容が全く残っていない…」
このようなリスニングの崩壊現象に悩んでいる方は、A2〜B1レベルの学習者の大半を占めています。

彼らに共通している致命的な欠陥は、「リスニング力が低いこと」以前に「英語を日本語の語順に並べ替え(脳内翻訳の返り読み)ながら理解しようとしていること」です。
この記事では、いつまで経ってもネイティブのスピードについていけない原因である「脳内翻訳」のメカニズムと、それを矯正するための「英語脳」の作り方を解説します。

日本語と英語の「語順のズレ」が脳をパンクさせる

例えば、次のような簡単な英文を聞いたとします。
「The man who is standing by the door bought a new car yesterday.」

脳内で日本語に翻訳する癖がある人は、最後まで聞いてから「昨日、新しい車を買ったのは、ドアのそばに立っているあの男だ」と、後ろから前へとパズルのように意味を組み立て直そうとします。
リーディング(読解)であればこの方法でも何とかなりますが、Versantのリスニングでは、あなたが後ろから並べ替えている間にも、容赦なく次の英語音声がトップスピードで耳に流れ込みます。
結果としてワーキングメモリ(作業記憶)がパンクし、「真っ白」になるフリーズ現象が起きるのです。

解決策:「スラッシュリーディング」で頭から順に処理する

この惨劇を防ぎ、英語を英語の語順のまま理解する回路(英語脳)を作るために必須なのが「スラッシュリーディング(チャンクリーディング)」という訓練です。

英語の文章を、意味の塊(チャンク)ごとに前から順に処理していく方法です。
先ほどの文であれば、
The man(その男は)/ who is standing(立っている)/ by the door(ドアのそばに)/ bought(買った)/ a new car(新しい車を)/ yesterday(昨日).
このように、英語の流れに逆らわず、継ぎ足し継ぎ足しでイメージを膨らませていく感覚を掴みます。

最初は紙に印刷した英文にペンでスラッシュ(/)を引きながら読む練習から始めましょう。慣れてきたら、スラッシュを意識しながらの音読、そしてシャドーイングへと移行します。この「頭から処理する」感覚が身についた瞬間、Versantのリスニングの世界は嘘のようにクリアに、そしてスローモーションのように感じられるはずです。

-学習法・マインドセット


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

忙しい社会人のための現実的な「1日15分Versant学習ルーティン」

はじめに:まとまった時間が取れない社会人の「現実的な戦い方」 「Versantでのスコアアップ(B1レベル到達など)を目指して勉強したいけれど、平日は仕事が忙しすぎて、家に帰ると疲れ果ててテキストを開 …

Versant当日!トラブルシューティングとパニックを回避するメンタル術

はじめに:実力の半分も出せずに終わる悲劇 数十時間、数百時間のシャドーイングをこなし、いよいよ迎えたVersantテスト本番。しかし、システムトラブルや事前の環境準備の甘さにより、パニック状態で試験が …

「発音」か「文法」か「流暢さ」か?伸び悩んだ時のリソース配分戦略

はじめに:Versantの4つのサブスコア、どこから攻めるべき? Versantのスコアレポートを受信した時、総合スコア(Overall)ばかりに目が行っていませんか?Versant攻略の最大のヒント …

Versant受験直後の「感覚」と実際のスコアの乖離(ギャップ)について

はじめに:「全然できなかった」のにスコアが上がっている怪 「今回は途中で何度もつっかえてしまったし、沈黙もしてしまった。絶対にスコアが下がったはずだ…」Versant(ヴァーサント)の過酷なテストを終 …

実は一番差がつく!「Phrasal verbs(句動詞)」をマスターして流暢さを爆上げする

はじめに:ネイティブらしさの秘密は「句動詞」にあり VersantのVocabulary(語彙)やFluency(流暢さ)のスコアを分析すると、高得点者(B2〜C1レベル)と中級者(A2〜B1レベル) …