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いつまで経っても英語が聞き取れない人の共通点:脳内翻訳の弊害

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はじめに:「返り読み」の悪習がリスニングを破壊する

「VersantのパートE(要約問題)で、音声が流れている途中で頭が真っ白になってしまい、内容が全く残っていない…」
このようなリスニングの崩壊現象に悩んでいる方は、A2〜B1レベルの学習者の大半を占めています。

彼らに共通している致命的な欠陥は、「リスニング力が低いこと」以前に「英語を日本語の語順に並べ替え(脳内翻訳の返り読み)ながら理解しようとしていること」です。
この記事では、いつまで経ってもネイティブのスピードについていけない原因である「脳内翻訳」のメカニズムと、それを矯正するための「英語脳」の作り方を解説します。

日本語と英語の「語順のズレ」が脳をパンクさせる

例えば、次のような簡単な英文を聞いたとします。
「The man who is standing by the door bought a new car yesterday.」

脳内で日本語に翻訳する癖がある人は、最後まで聞いてから「昨日、新しい車を買ったのは、ドアのそばに立っているあの男だ」と、後ろから前へとパズルのように意味を組み立て直そうとします。
リーディング(読解)であればこの方法でも何とかなりますが、Versantのリスニングでは、あなたが後ろから並べ替えている間にも、容赦なく次の英語音声がトップスピードで耳に流れ込みます。
結果としてワーキングメモリ(作業記憶)がパンクし、「真っ白」になるフリーズ現象が起きるのです。

解決策:「スラッシュリーディング」で頭から順に処理する

この惨劇を防ぎ、英語を英語の語順のまま理解する回路(英語脳)を作るために必須なのが「スラッシュリーディング(チャンクリーディング)」という訓練です。

英語の文章を、意味の塊(チャンク)ごとに前から順に処理していく方法です。
先ほどの文であれば、
The man(その男は)/ who is standing(立っている)/ by the door(ドアのそばに)/ bought(買った)/ a new car(新しい車を)/ yesterday(昨日).
このように、英語の流れに逆らわず、継ぎ足し継ぎ足しでイメージを膨らませていく感覚を掴みます。

最初は紙に印刷した英文にペンでスラッシュ(/)を引きながら読む練習から始めましょう。慣れてきたら、スラッシュを意識しながらの音読、そしてシャドーイングへと移行します。この「頭から処理する」感覚が身についた瞬間、Versantのリスニングの世界は嘘のようにクリアに、そしてスローモーションのように感じられるはずです。

-学習法・マインドセット


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