はじめに:対人(オンライン英会話)のハードルが高い人へ
「Versantのスコアを上げるためにアウトプットが必要なのは痛いほど分かった。でも、オンライン英会話で生身の人間(外国人講師)を相手に、下手な英語を話すのがどうしても恥ずかしくて一歩が踏み出せない…」
このような「対人恐怖症(スピーク・フライト)」に悩む学習者にとって、現代は最高の時代と言えます。ChatGPTの進化を筆頭に、「AIネイティブ講師」と音声で対話する英会話アプリ(Speak、スピークバディ、ChatGPTの音声入力モードなど)が、Versant対策の強力な武器として実用レベルに達しているからです。
今回は、AI英会話アプリをVersant対策に組み込む際のメリットと効果的な使い方を解説します。
AI英会話最大のメリット:「恥の概念」がない圧倒的な発話量
AIを相手にスピーキングの練習をする最大のメリットは、「相手の顔色や沈黙を一切気にする必要がない(恥の概念が存在しない)」ことです。
「こんな簡単な文法ミスをしたら笑われるんじゃないか」「相手を待たせて申し訳ない」という心理的ブロックが完全に外れるため、人間を相手にする時よりも圧倒的に自由に、そして大量に口を動かす(アウトプットする)ことができます。
Versantはそもそも「AI(機械)に向かって英語を話し続けるテスト」です。普段から「画面の向こうのAIに向かって、一定のテンポで英語を撃ち込み続ける」という行為に慣れておくことは、本番の緊張緩和(Fluencyの担保)に直接的に作用します。
Versant専用の「プロンプト(指示語)」でシミュレーションする
もしChatGPT(Plus版の音声モードなど)を利用しているなら、以下のようなプロンプト(事前の指示)を与えて、完璧なVersant面接官を召喚することができます。
「あなたはVersantの試験官です。これから私に、ビジネスや社会のトピックについて論理的な意見を求める質問を1つ投げかけてください。(例:在宅勤務とオフィス勤務どちらが良いか等)。私が40秒ほどで英語で回答した後、私の『流暢さ(沈黙がなかったか)』『文章構成(PREP法が使えていたか)』『文法・語彙のレベル』をそれぞれ10点満点で厳しく採点し、よりネイティブらしい自然な言い換え(パラフレーズ)の案をフィードバックしてください。」
このAIシミュレーターを毎日深夜に壁に向かって繰り返すだけで、パートFの回答力は飛躍的に向上します。