はじめに:バックオフィスこそ「正確な英語」が命
外資系企業の日本法人、あるいはグローバル展開を行う日系企業のバックオフィス(経理、財務、人事、労務など)において、海外のヘッドクォーター(本社)や各国の支社との円滑な連携は業務の生命線です。
数字の報告、コンプライアンスの確認、人事制度のすり合わせなど、バックオフィスのコミュニケーションにおいては「なんとなく伝われば良い」という大雑把な英語は許されません。一つの単語の誤解や、時制(過去・現在・未来)の取り違いが、企業にとって致命的なトラブルに発展する可能性があるからです。
そのため、バックオフィス業務に従事する方のVersant対策は、流暢さ以上に「正確性」に重きを置く必要があります。
狙うべきはSentence Mastery(文章構文)のハイスコア
バックオフィス職の方にとって、Versantにおける最も重要なサブスコアは「Sentence Mastery(正しい文法・構文で話す力)」と「Vocabulary(適切なビジネス語彙)」です。
目標スコアとしては、正確な情報伝達が期待できるB2レベル(GSE 59〜75点)がひとつのベンチマークとなります。
「その請求書は先月支払われました(受動態・過去形)」
「もし予算が承認されれば、来月採用を開始します(仮定法・未来形)」
このように、誰が・いつ・どうしたのかという事実関係を、文法エラ〜なく正確なSVO(主語・動詞・目的語)構造で組み立てる能力(瞬間英作文能力)を徹底的に鍛え上げることが重要です。
パートB(復唱)とパートD(文章問題)で「保持力」を鍛える
また、本社からの指示や複雑なコンプライアンスのルールを電話会議で正確に聞き取るためには、リスニングの「リテンション(短期記憶による保持力)」が不可欠です。
VersantのパートB(聞こえた通りにリピートする)やパートD(短い文章を聞いて質問に答える)のトレーニングにおいて、「ただ音のオウム返しをする」のではなく、「聞いた瞬間にその情景(誰が何をしたのか)をビジュアル化して脳内に保持する」訓練を重ねましょう。
これができるようになれば、英語の会議の議事録作成や、本社への正確なレポート業務が劇的に楽になります。