はじめに:TOEICからVersantへとシフトする企業たち
「英語力は重要だと言うけれど、いまの部署では英語なんて一言も話さないし…」
もしあなたがそう思って英語学習を後回しにしているなら、数年後、社内の昇進レースや希望部署への異動で苦汁をなめる可能性が高いです。
近年、日系の大手企業やメガベンチャーを中心に、社員の英語力評価の指標を従来の「TOEIC(Reading & Listening)」から、実践的なスピーキング力を測る「Versant」や「PROGOS」といったスピーキングテストへと急速にシフトさせる動きが加速しています。
この記事では、なぜ今、企業の現場でVersantスコアが昇進・昇格の「リアルな踏み絵」となっているのか、その背景を解説します。
「TOEIC 800点でも話せない」問題の深刻化
かつての日本企業は、海外赴任の要件や管理職への昇格条件として「TOEIC 730点」や「800点以上」を掲げていました。
しかし、実際に海外の現場に赴任させてみると「驚くほど英語が話せない」「会議で一言も発言できず、使い物にならない」という悲劇が多発しました。
四択のマークシート方式であるTOEIC L&Rは、ベースとなる文法や読解力を測るのには優れていますが、「相手の言葉を瞬時に理解し、自分の意見を口から出す」というビジネス現場に不可欠なリアルタイムのコミュニケーション能力を担保するものではなかったからです。
Versantが証明する「実践力(即戦力)」
そこで企業の人事部が導入し始めたのが、AIによる音声認識で「発音」「流暢さ」「文章構成力」などを厳格に測定するVersantです。
Versantにおいて、カンニングやマグレによる高得点は不可能です。GSEスコアで50点(CEFR B1上位)や58点(B2レベル)を持っている社員は、間違いなく「明日から英語の電話会議に放り込んでも、自力でなんとかサバイバルできる即戦力」として人事や経営層から絶大な信頼を(TOEICハイスコア以上に)獲得します。
Versantスコアは、もはや単なる「趣味の資格」ではありません。外資系への転職はもちろんのこと、現在お勤めの会社内で「より価値の高い仕事(グローバル案件)」を掴み取り、市場価値(年収)を爆上げするための最も確実な「ビジネスパスポート」となっているのが現在の日本のリアルなのです。