はじめに:パートFの40秒間は「戦場」である
Versant受験者の多くが恐怖を抱く最終問題、「パートF(意见を述べる / Speak your mind)」。
社会問題やビジネス上の選択肢など、日本語でも即答するのが難しいテーマを与えられ、「ピー」という音の直後から40秒間、一人で喋り続けなければなりません。
「えーと…」と頭の中で構成を練っている間に10秒が過ぎ、焦って単語を並べたものの途中で文法が崩壊し、最後の15秒間は絶望の沈黙が続く…。そんな惨劇を回避するためには、思考停止モードの脳を自動的に動かしてくれる「補助輪(テンプレート・フレーズ)」が必要です。
この記事では、パートFを生き延び、Fluencyスコアを守り抜くための「魔法のフレーズ集」を紹介します。
序盤10秒:時間を稼ぎながら立場(Position)を決定する
思考がまとまっていなくても、質問が終わった瞬間に以下のフレーズのいずれかを「必ず」声に出して口火を切ります。これで考えるための数秒間の猶予(クッション)が生まれます。
- Well, that’s an interesting question.(うーん、それは興味深い質問ですね。)
- Actually, it’s difficult for me to answer, but…(実は答えるのが難しいのですが…)
- In my opinion, I definitely prefer [A] to [B].(私の意見としては、絶対にBよりAを好みます。)
- Generally speaking, I tend to agree with this idea.(一般的に言って、私はこの考えに賛成する傾向があります。)
中盤20秒:理由付け(Reason)と個人的な体験(Experience)
中盤は「PREP法」のR(理由)とE(例)にあたる部分です。論理の接続詞を使って文章を組み立てます。
- The main reason is that…(主な理由は〜だからです。)
- Another point is that…(もう一つのポイントは〜です。)
- For example, in my personal experience, …(例えば、私の個人的な経験で言うと…)※「個人的な経験」を語るモードに入れば、事実かどうかは別にして、自由自在に語彙を広げて時間を稼ぐことができます。
終盤10秒:綺麗にまとめてクロージング(Conclusion)
残り時間が少なくなってきたら(あるいは話すネタが尽きたら)、ダラダラと続けるのをやめ、結論のフレーズに向かって美しく着地させましょう。
- For these reasons, I believe that [A] is better than [B].(これらの理由から、BよりAの方が良いと信じています。)
- Therefore, I strongly support this idea.(したがって、私はこのアイデアを強く支持します。)
- That’s all I have to say.(私が言いたいのは以上です。)※時間ピッタリに終わらせる究極のクロージング魔法。
オンライン英会話や独り言の練習で、これらのフレーズを「何も考えなくても口から飛び出してくるレベル」まで反復練習し、自分の強固な武器(テンプレート)としてください。